子宮腺筋症
子宮の苦痛から逃れたいあなた・・
鍼灸には鎮痛効果があります。
◆子宮腺筋症ってどういう病気ですか?
子宮腺筋症というのは子宮内膜症によって起こる疾患です。子宮の筋肉の中に月経を経て、子宮内膜組織が何らかの原因で潜り込み、そこで増殖する病気です。年齢的に30歳代後半の女性に多く見られます。発症原因は今のところ不明です。
◆子宮腺筋症の症状は?
1.激しい月経痛
月経時に子宮筋層の中に出血するため、子宮の筋肉が引き伸ばされた様な状態になります。このために非常に強い痛みが生じるのです。痛みは子宮内膜症の場合よりも強く、次第に増強していきます。
2.子宮肥大
子宮の中で病巣が増殖するため子宮のサイズが次第に大きくなっていきます。子宮肥大が良く見られ、ふつうは鶏卵くらいの大きさの子宮が、握りこぶし大やそれ以上に大きくなることもあります。
3.月経過多
子宮が大きくなるとそれだけで子宮内膜の面積広くなり、月経時の出血が多くなります。また、月経後の子宮収縮も悪く、出血がいつまでも長引くとみられ、そのため貧血症状が現れます。
4.不妊
病気が進行すれば強い月経痛や貧血のため日常生活に支障をきたしたり、出血したところが直っていく過程で繁瘢痕という組織ができて受精卵が着床し難く、不妊症の原因にもなります。
◆子宮腺筋症の治療方法は?
西洋医学療法:子宮腺筋症の治療も、基本的には妊娠した様な状態に持っていくか、あるいは更年期を過ぎた状態に持っていくようにすることが基本になりますが、この内の後者はエストロゲンを減少させると軽快なるという点で、子宮筋腫と同じ治療法になるということになります。
中医学療法:子宮筋腫と子宮内膜症と同様にタイプを分けます。
①気滞血? 子宮内膜症をご参照ください。
②寒凝血? 子宮内膜症をご参照ください。
鍼灸治療の効果:正しく患者さんの体質を見分けることが大切です。
そして正しいツボ選びが治療効果につながります。
行気鎮痛:気の巡りを良くして、気がスムーズに流れると痛みは緩和される。
活血化?:血行を良くして鬱血状態を改善して、血の巡りがスムーズに流れると痛みが軽減する。
温経駆寒:腹部に通る経絡・ツボに温灸を行い、冷えを改善して血行が良くなり痛みが緩和される。
子宮腺筋症には漢方薬も鎮痛効果があります。
薬剤師さんにご相談ください。
子宮腺筋症治療のご予約は・・蘭靜中医鍼灸院
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